私がファイナンシャルプランナー(FP)になった理由・・・。
大学を卒業後、地元に戻り大手ハウスメーカーFCを持つ総合建設業の会社に住宅販売営業職として就職したのが、私の社会人生活の始まりでした。
バブル経済をこれから迎えようとする前の話・・・。
今から約30年前の話です。
当時は、官民ともに大規模住宅団地の造成ラッシュ。
マイホームの建築で忙しく、多忙ではありましたが充実した社会人生活だった思います。
まだマイホームも「安かろう、悪かろう」もある、そんな時代でした。
そして、今から約20数年前にバブル経済の崩壊を経験することになります。
当時、住宅ローンと言えば、住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)をほとんどの方が利用をしていました。
金利も高く、5.5パーセント。民間金融機関の金利ともなれば8パーセント台の商品もありました。
今考えてみると、アメリカのサブプライムローンに似ている住宅ローンもあり、そのほとんどが高金利の商品でした。
それでも、景気は必ず回復すると誰も疑わなかったですね。
金利はその後下がり続けました..
でも今度は、住宅販売の営業、金融機関は「史上最低金利の今がチャンスです!」と、あろうことか上限一杯の住宅ローンを勧める始末。
当時私は、住宅営業から総務畑に転属していました。
仕事の中心は販売支援でしたので、住宅ローンの借り入れが難しいお客様の相談を多く受ける立場だったのです。
会社は当然、売上のために契約は一件でも多く欲しく、どんなお客様であっても住宅ローンの承認をとることが最優先です。
「本当にこのお客様が多額の住宅ローンを組んでまで、マイホームを持つことが家族の幸せになるのだろうか・・・!?」
一度自分自身の心に浮かんだこの疑問は、日増しに大きくなるばかりでした。
バブル崩壊の爪痕は消えるどころか、人々の家計により大きな不安を与え、夢にまで見たマイホームを多くの方が手放す結果になりました。
こうして、私は自分の中の疑問を消すことができず、約16年間勤めた会社を退職することを決断したのです。
ですから、私自身は世間で言う成功者などとはかけ離れた人間です。
そんな時でした。
ファイナンシャルプランナーという仕事に出会ったのです!
私は、その頃からマイホームを持つことだけが人生のすべてではない、と思うようになっていました。
そしてたどり着いた結論は、より安心できるマイホーム計画を行うために、まず第一にそれぞれの家庭の家計を診断をし、将来の生活設計を概算でも計算した結果を根拠にすることが必要だということでした。
「ファイナンシャルプランニング」という、家計の現状を知り、将来に向かっての対策が同時に行える作業は、大きなリスクを冒さないための予防になると思います。
このことをきっかけに私は独学で勉強をし試験を受け、ファイナンシャルプランナー(AFP)になったのです。
ファイナンシャルプランナー(FP)として不動産事業を始めた理由・・・。
結論から言いますと、私は人と家づくりが好きだからファイナンシャルプランナー、不動産屋さんを仕事に選びました。
家づくりと言うより、「木」の温もりが好きで、「山」が好きで、「土の香り」が好きだと言った方が合っているのかもしれません。
「だったら建築屋さんか林業関係で仕事をすればいいじゃないか!」
必ずそう言われますよ^^;
しかし、今の私自身の喜びは、「普通の暮らしの中で、少しでも多くの人に笑顔になって欲しい」、また「生活の困りごとを普通の私で解決できるきっかけになれば、こんなうれしいことはない」
・・・その思いが必ず先にあるのですから、建築は結果でしかないのです。
どんな人でも、持ち家、賃貸、親と同居、共同生活など、住まいという不動産なくしては健康的な生活はできません。
健康的な暮らしと言えば、約12年近く前に大病を経験したことも、医療・社会保険・民間保険などのリスクマネジメントにも目覚め、よりFPの資格が身近に思えるきっかけになったと思います。
私が建築業界、不動産業界に欠けていると常々思っていたこと〜それぞれのお客様の暮らし全般の相談相手として、その入り口の役割〜がFPという仕事にはそろっています。
先にFPという理念があり、その次に暮らしの場所、ライフスタイルをご提案することが今の私の仕事です。
この二つの仕事が私の中では、ごく自然に結びつき、「あなたが好きな町で暮らし続けるために〜暮らしと住まいのあんしん設計相談所・フェアラウンド」を開業したというわけです。
暮らしに関する困りごとを相談する専門家【建築・不動産業者、保険会社、法律家などの士業と呼ばれる方々】には、それぞれの資格に関する知識がそろっています。
でも困っている方にとって、「私の暮らしの困りごとは何が原因なのか・・・。誰に聞けば良いのだろう・・・。」「相談するには敷居が高い・・・」など、これが本心ではないでしょうか。
暮らしの相談ごと(家計や住まい、介護・医療など)の入り口は、FP不動産事業が「総合サイト」の役割を発揮できると思います。
お読みになったあなたは、少しでも私の仕事の理念に興味をお持ちいただきましたでしょうか?
あなたが暮らしに関する困りごとを相談してみようかと思われましたら、遠慮しないで声を掛けてください。
いつでもお待ちしています。
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